Monday, February 27, 2006

 トリノオリンピックの閉会式はとてもゴージャスだったようですが、ワインやシャンパンをやりながら月曜日に備えていた方も多かったのではないでしょうか?Mike SteinbergerがイタリアそれもPiedmont州のとっておきのワインについて書いていたコラムが面白かったので私なりに書いてみます。
 Piedmontのワインといえば、Barolos、Barbarescosが著名ですが、シルキーで力強いタンニンが口の中で広ります。銘柄については個人の趣味もありますのでパスしますが、Nebbiolo種の特徴を色濃く反映しているのですねー。
Nebbioloの果皮は厚くタニンが豊富ですが、成熟が遅いのが玉に瑕で、昔は10月になってようやく収穫していたとのことです。この時期になるとトリノの南側の山間地では濃い霧(Nebbia)が立ち込めることから、この品種名が固定化されたようです。(そういえば日本の蕎麦の品種に「霧の下」てのもありますね。) 10月の北イタリアは結構寒いですし、日の出は遅いので、収穫のタイミングが難しいと思いますね。もちろんその後のプロセスもですが。
 マニアの特権ということなのか、Mikeは日本の若い方も知っているスプマンテのAstiのアペラシオンでこれまであまり見向きもされなかったBarberaの栽培に挑戦する人々がでてきていることに注目しています。収穫量をreduceするとか、Caskで寝かせるか、barriqueで寝かせるとか、保守派、進歩派それぞれに様々な取り組みがあるようですが、スーパータスカンがめったに手に入らない状況が続き、Piedmont州のワインの需要も旺盛になっているとのことですから、しばらくは注目したいですね。Mikeがどのワインをchoiceしているかは皆さんご自身で確認下さい。Slateにあります。
 土曜日、馴染みのItalia料理店に行きましたがそこで、出されたトリノオリンピック記念のメニューは本当に絶品でした。ご馳走様でした。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home