Sunday, March 26, 2006

H5N1型のインフルエンザがpandemicを起こすか?ということになると、「人事を尽くして天命を待つ」ということになるのだろうが、南東アジアにおいてはすでに風土病となっており、中近東の家禽に定着しているVirusとの遺伝子変換がどの程度の頻度で起こるかというのは大きな要素になるのだろう。
 Natureのコレスポンデンスの論文は、ある意味心強いものがあったが、だからといって準備が不要という意味ではない。 航空業界がグローバルなアライアンスを組み、HUB空港においてトランジットを重ねる人が多いということは、インフルエンザの対策が厄介になっているということだ。CanadaでSARSの鎮圧に手を焼いたのは、ついこの間のことだが、潜伏期間が短いインフルエンザの場合、トレイスバックや隔離といった古典的な対策の効果は限定的だろう。だから、「備蓄」だよとなるのだろうが、それにしても、わが国では安易に伝家の宝刀を抜きすぎるているのではないのかなー。薬を使うという事はそれだけ、選択圧をかけるわけで... 1918年のpanndemicsの影響を受けなかった国といえば、まず最初に思いだされるのはアセアニアであるが、カモなどの水禽動物のマイグレーションがほとんど無かったことが効いていた。 今回は、南東アジアがあぶないということで、対策をという流れになっている。 NZでは、国の象徴であるキウイやKakapoの保護対策としてワクチネーションをするらしい。Kakapoは現在86頭しか生き残っていないということで、とりあえずやっとこうというところなのだろう。 どのようなワクチンを使うのか?ワクチンの安全性をどうやって評価するのか?興味深い。
CBS News
Nature

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