Tuesday, March 28, 2006

 日本の現状では一寸考えられないが、栄養科学的な観点からブタのクローニングを試みる研究者がいる。ブタのクローニングの名人として知られる Missouri大学のRandall S. Pratherと HarveardのJing X. Kangのグループは、哺乳類が体内で作ることの出来ないomega-3 fatty acids(DHA, EPA および ALA)を体内で作らせることに成功した。 日本人だと、魚を食うからいいじゃねーかとも思うが、欧米人は水銀の一日最大摂取許容量にシビアだし、誰もが魚好きとはいかない。ある程度需要も期待できると思うのだろうな。 一連の実験では一寸twistyな展開があったようだ。、まず、HarvardのMGHのグループがマウスで、線虫の酵素を改変したトランスジェニックをつくり。第3の共同研究者である、ピッツバーク大学のYifan Daiがブタの細胞にハーバードのコンストラクトをトランスフェクトし、Pratherとの共同研究を始めた。Pratherは一般的なクローニング法によぅてトランスジェニックPigを誕生しさせた。Heterozygousのブタが生まれたので、これから系統造成をするわけで、プラクティカルな仕事はこれからだ。
 最も、「そんなもの食うより、Jamon Ibericoがあるじゃん」とは言ってはいけません。彼らはマジなんですから。ちなみに、Jamon Ibericoが米国に輸入が認められたのなんとつい昨年のことだそうです。下手に味を覚えられると困るのですがネー。
 モチブタも大変美味ですよ、これはかなりお勧めです。
NY times
NPR

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